みつばちとおじちゃん 10ページ目 |
このままではもうおじちゃんのところへ帰ることができないなと思ってがっくりしていたんだ。 そしたら、外で話し声が聞こえてきたんだ。 「ママ、カボチャの花に蜂が入ったから花ごともぎとってつかまえたよ!」といたずらっこ。 「何てことするの?!蜂さんがかわいそうでしょう。蜂さんはママの畑に来てくれて、お花からお花へと渡って、カボチャの実がなるようにお仕事してくれているのよ。カボチャの実がなったら、町や市場や家庭に行渡って、ママたちは生きていくことができるのよ。ぼくが学校にいくことができるのも、蜂さんのおかげなのよ。ママたちの宝物をいじめちゃだめでしょう。」といたずらっこのママの声。 「・・・うん、ぼくわかったよ。蜂さんごめんなさい。」 |
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