じいじ&ばあばの紹介 じいじ&ばあばホームへ
じいじ73才(2012年2月15日永眠)、ばあば70才、これまでの人生いろいろなことがありました。

身体の不調を感じながらも家族を守るために続けていた仕事。
病院へ診察にいった時には既に糖尿病は合併症を併発しており、目は失明寸前でした。
これ以上仕事を続けることをあきらめ、新しい土地で心機一転やり直すことにしました。
しかし、細々と静かに老後を過ごそうと購入した中古住宅が欠陥住宅でした。
それから始まった売主、業者との闘い・・・

疲れ果てた私達に闘うことをやめることをすすめた子供達。
生活ならなんとかなるから、闘いのために毎日悩み続けるよりも、みんなが一緒に笑って暮らせるほうが幸せだよと言ってくれました。

人間強がっていてもどうにもならないこともあります。
人間一人ではどうにもならないこともあります。

私達は素直に子供達の気持ちに従うことにしました。
そして、病気を治すことに励む日々と平凡な日常の繰り返しが始まりました。
平凡は幸せなことです。
しかし、老後のささやかな夢を奪われ、身体が病気に蝕まれて行く、その苦しさや悲しさだけを感じる日々でもありました。

そんな私達を見た子供達が暇つぶしにでもと、パソコンをプレゼントしてくれました。

パソコンやインターネットと言葉だけは世の中氾濫していましたので、知っておりましたが、実際に自分達で触れることは生まれて初めてことでした。
パソコンとの出会い、それは、じいじ61才、ばあば57才のときでした。

はじめはわけもわからずとにかくいろいろなことをやってみようと試して見ました。
しかしどれも奥が深く、完全に習得することは困難に感じました。

そんな私達に子供達は「別に全て使いこなせなくてもいいと思うよ」と言ってくれました。

その一言で少し気が楽になりました。
それから、じいじはパソコンのゲーム「挟み将棋」に、ばあばは、パソコンで絵を描くことに夢中になりました。二人の共通としては、メールとインターネットも時折利用していました。

そしてパソコンと出会い10ヶ月くらいたった頃には、じいじは目の調子もあまりよくなく、あまりパソコンに触れることがなくなりました。反対にばあばはすっかりパソコンで絵を描くことが上達しておりました。

そんな様子を見た子供達は、「インターネットにホームページを出して見ようよ。」と提案してくれました。

最初はよくわからなかったのですが、子供達の手取り足取りの指導のもと、何とかこのページを作ることができました。
そして2001年1月も終るころ、ホームページ「じいじとばあばからの小さな贈り物」を公開いたしました。
公開直後はせいぜい身内や知り合いの方に見てもらえる程度かと思っておりました。
しかし、メールや掲示板に日本全国のいろいろな方々から励ましやご感想をいただくようになりました。
驚きとともに、何とも言えないうれしさがありました。
こんなにいろいろな方に見ていただいているのならと、より皆さんに喜ばれるページをつくろうと励みました。

最初の頃の内容は、「いろいろな世界」というコーナーにまとめてありますが、「あれはどうかな?これはどうかな?」と試行錯誤の様子がうかがえるかと思います。

反響のあった「不動産トラブル」「糖尿病」については引き続き内容を深める努力をしております。

そして「創作の世界」にある「パソコン水彩画」「童話」はじいじとばあばの生きがいにもなりました。

パソコンを使いこなせなくてもいいと思います。
それよりも、パソコンは、自分の世界をひろげるためのものだと心から思っております。

「じいじとばあばからの小さな贈り物」が、私達にもみなさんにとっても、何かとの出会いの場であり、何かのきっかけをつかめる場でありたいと願っております。

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