エンスト |
車に乗り込み、シートベルトを着用する。 安全のため、ドアにロックをかける。 えっと、こっちがアクセルで、こっちがクラッチ、そしてこれがブレーキだよね? だ、大丈夫か?! 右側がアクセル、真中がブレーキ、左側がクラッチ、わかってると思うけど、アクセルはスピードを上げ、ブレーキはストップだよ。 娘は、小さな声でブツブツと「こっちがアクセル・・・」などと、頭の中を整理しているようだ。とても心配だ。 やはり教習所以来の運転なので、かなり慎重になっている。 サイドブレーキがかかっていることを確認し、クラッチを踏み、ギアをLOWに入れ、キーを入れエンジンをかける。 そして、右足をブレーキへ、左足をクラッチへ置く。 もちろん、靴はサンダルなどは危ないので、しっかりした運動靴を履いている。 そして、サイドブレーキを外し、ブレーキからアクセルに足を置きかえ、ゆっくりクラッチを上げて行く。 クラッチが半分くらいあがったところで、たぶん感触や音が変るのを感じるだろう。その時、アクセルをゆっくり踏むと、車が動き出す。 ・・・はずだったのだが、ガクンといって車が止まってしまった・・・。 エンストだ! 初心者にはありがちなことだ。 でも、最近はこういったマニュアル車ではなくオートマ車がほとんどになっていると思うので、こういうトラブルはかえって少いかもしれない。 娘はまだクラッチの微妙な調整がうまくいかないようだ。 急にクラッチを上げてしまったためにエンストしたのだ。 このクラッチの調整がうまくできないことには、坂道発進もうまくできないかもしれない。 そんな話しをしていると、娘が、仮免の試験の時に、ほぼ順調にいっていたが、坂道発進のとき、気がついたら坂の一番下にいたという話しをした。 そして、最後の高速教習で一緒に合格した人達と数人グループになって行った時、坂道で渋滞にぶつかり、少し進んでは、サイドブレーキを入れ坂道発進を繰り返していた人がいて恐かったということを他人事のように話していた。 笑い事ではない、恐ろしい・・・。 |
このページの先頭へ | ペーパードライバーメニューへ | ホームへ |