通信情報 じいじ&ばあばホームへ

これまで、電話、携帯電話、FAX、インターネット・・・次から次へと通信手段が増えてきました。
もし、今これらの手段が全て無くなったとしたら・・・今となっては考えられません。

けれども、つい数十年前は今とは全然違う世界だったのは確かです。
電話が出来たときも、その電話機は手でグルグル回して、電話交換手が出て何番につなぐか聞かれます。そしてやっとつながるのです。それに電話機自体が各家庭には無く、電話局や郵便局に置いてありましたので、電話するのにわざわざ電話局や郵便局に出向いて行ったのです。
また、遠いところへ電話しようとすると、1時間くらいかかると言われたものです。
そこを急ぎでお願いすると30分位で可能と言われるが料金は倍、また特急ですぐにつなげてもらうには3倍の料金がかかったのです。
今は電話に急ぎも何も無い、かけたいときにかける、いなかったら留守番電話や転送までできます。そして電話機すら持ち歩けるようになったのですから、本当に便利になったものです。

家庭に必ずラジオやテレビがあったわけではないので、今のように情報が全て入ってきません。
外国でオリンピックが開催されたとき、オリンピックの水泳選手は人が走るよりも早く泳ぐといううわさが流れたことがありました。見たことも、聞いたこともなかったので、信用するしかありませんから、ただただびっくりしたものです。今思えば、そんなのデマだったのですが・・・。
同じように、テレビで台風情報が見れるわけではないので、台風が来たことも知らなかったし、通り過ぎた後やはりうわさで台風には目があるという話しを聞きました。うわさを流している本人も聞いている人も実際には見たことがないので一体どんなものかは知らないで話しています。一体どんな目をしているんだろうと・・・

今聞けば、冗談のような話ですが、当時は情報が無かったため知らないことだらけでした。
今は世界の情報もいち早く伝わるのですから、みんな何でもよく知っていると思うが、かえって情報が多すぎて、何が必要な情報なのか見極めることが難しくなってきているのかもしれません。

今でも交通事情や通信事情が悪い地域などでは、関東地方付近はだいたい東京だと思っている人も少なくはないです。昔は、まさにそう思っていましたし、東京はあこがれの場所でした。
交通手段が発達し、いろいろな町へ簡単に行き来することができますが、町を見渡せば、アスファルトで覆われた道が続き、土を見かけることは本当に少なくなったと感じます。
昔は、ガタガタする砂利道(ソロバン道路といわれていた)、砂利の無い道は雨上がりはタンボみたいに水がたまってしまったりしていました。人間にとっては不便であったかもしれませんが、地球にとっては優しい道だったのかもしれませんね。

そういえば車が田舎に来たときは、人だかりになっていました。それから、遠い記憶ですが、エントツのついたタクシーに乗ったことがあります。

昔の時代をレトロとか、エコロジーとか、今になってやっと昔の生活を見なおすようになってきています。しかしながら、昔に戻ることはできません。昔の良いところを取り入れ、今は今の時代を作って行かなくてはいけないのではと思います。

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