街を歩くとわかる不便さ じいじ&ばあばホームへ

身体の不自由な人達やお年寄りにとっては、ただ買い物や散歩に出るだけでも大変な思いをすることがあります。

歩道と道路の段差に気がつかずにつまずいてしまうこともあります。車椅子やお年寄りがよく押している荷物を載せられるかごのようなものなどは、ちょっとした段差でも衝撃を受けます。

信号機の色が光の具合によって、見えづらくなることがあります。

目の不自由な人や視力の弱っているお年寄りには、今、赤なのか?黄色なのか?青なのか?判断がつけられなくて、道を渡れずにいる状況も見うけます。

また、信号が青に変ってから赤に変わるまでのスピードが妙に早く、足の不自由な方やお年寄りが渡りきれないうちに車が動き出してしまう場所もあります。

車が主となっている道では歩道橋なども設置されている場所もありますが、階段を上り下りするのは決して楽なことではありません。車椅子や車つきのかごを持った人は歩道橋は使えません。(最近では自転車などを押して上がれるようなスペースを設けている歩道橋もあるようですが、まだまだ普及はしていないのが現状ではないでしょうか。)

これから高齢化社会が待ちうけていると想定されているのですから、こういった施設については、現状を見なおす必要があるのではと思います。

それから、せっかく歩道と車道の仕切のつけられた場所に、住民の私用物(植木バチ、車など)を置いている地域も多いようです。

そういう場所は人が車道に出て歩かなくてはならなくなり、仕切の意味も無ければ、車にとっても危険なことです。

こういったケースは、住民一人一人の心がけ次第によりすぐに改善できることだと思います。自分だけではない、他の人もやっている。と言い訳される方がいらっしゃいますが、そういっていたらいつまでたっても改善されるべきところもできなくなってしまうのではないでしょうか?

いざ自分が不便だと思う場面に出会ったとしても、自分が言っていたことと同じことを言われるのは目に見えています。その時、やっと不便さや迷惑をかけていたことに気づくのでしょう。

街を住み易くするもしないも一人一人の気持ちだと思います。そして、その一人一人の気持ちが世の中を動かすと信じたいです。

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