恐い体験/倒れたラジオ じいじ&ばあばホームへ

じいじ1  わたしは霊感が強い方なのかねえ、結構いろんな体験してるもんなあ。
ばあば1  そうですねえ、わたしなんかは全然そんなことないわねえ。
じいじ1  そういえば、息子が小学生の時こんな話しをしてたなあ。
ばあば1  ああ、夏休み夜更かししてたときの話しですか。
じいじ1  何だか、夜中遅くまでラジオを枕元で聞きながら、寝ていたら、急に声がしたそうだ。
ばあば1  ははは、と笑う女の人の声・・・。
じいじ1  それがどんどん近づいてきて・・・
ばあば1  身体が動けなくなって・・・。
じいじ1  バタンと何かを倒してまた声が遠くへ消えてしまった・・・
ばあば1  身体が動けるようになって時計を見たら朝4時頃・・・
じいじ1  枕元のラジオが倒れていた・・・
ばあば1  夢だと信じようとしていたのに、実際にラジオが倒れていた・・・
じいじ1  恐くてその日は一番に起きてきて、その話しをみんなにした。
ばあば1  でも、みんな笑って聞いていた。
じいじ1  息子の顔だけが真剣だった。
ばあば1  あのときは笑って聞いていたけど、きっとそうだったんでしょうね。
じいじ1  本人にしかわからないこととか、説明できないことってあるんだなあ。

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