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ばあば1  いいですねえ、子供達は夏休みに入りましたねえ。
じいじ1  そうだねえ、まとまった休みがとれるのも子供のときぐらいだろうねえ。
ばあば1  夏休みはどんなことしてました?
じいじ1  夏休みっていえば、遊び放題だったねえ。
ばあば1  あら、どんな遊びをしてたの?
じいじ1  昔は、テレビとかラジオ、ましてや遊園地なんてなかったからねえ。
ばあば1  ええ、ゲームとかもありませんでしたからねえ。
じいじ1  やっぱり男の子は外で遊んでたなあ。メンコ、ビー玉、こままわし、竹とんぼ・・・
ばあば1  竹馬、金の輪ころがし、かくれんぼ・・・
じいじ1  懐かしいなあ。ボール遊びなんかはボールはボロ布をまるめてつくったものだよ。 それを棒で打って遊んだんだ。
ばあば1  わたしは、ビー玉を手で打ってビー玉にあてて遊んだんりしたわ。けっこう上手だったのよ。
じいじ1  それから、メンコは近所の子供達が集まって競い合って楽しかったなあ。
ばあば1  そう、わたしは、お手玉も得意だったわ。母特製お手玉でね。
じいじ1  コマまわし、竹とんぼもよくやったなあ。竹とんぼは自分でつくったんだよ。
ばあば1  金色の輪を転がす遊び!あれは、太い針金の先を曲げたもので押して転がして遊んだわね。
じいじ1  竹馬は難しくて、何度も練習して、やっと乗れるようになったんだ。乗れるようになったらとても楽しくてたまらなかったよ。
ばあば1  今竹馬乗ってる子供を見かけることなんてないわね。
じいじ1  かくれんぼもよくやったなあ。近所の子供達が年齢に関係なく、小さい子供から中学生までみんな仲良く遊んだものだ。
ばあば1  そういえば、近頃は大きな子供が小さい子供と仲良く遊ぶ姿など見かけることはなくなった気がするわね。
じいじ1  そうそう、家の裏にある川で、どじょう、ウグイを釣ったりもしたなあ。自分で棒や竹を見つけてきて、木綿糸をくくりつけ、釣り針をつけた、特製の釣り竿だよ。よくどじょうが釣れてとても楽しかったなあ。
ばあば1  こういう遊びをやっているところは今となっては見ることもないわねえ。何だか寂しいわねえ。
じいじ1  こうやって考えると、当時は今のように物がなかったけれど、とても楽しかったなあ。子供達も小さい子供達のめんどうを見たり、遊んだりしていたしなあ。
ばあば1  戻れるのなら、また子供時代に戻りたいわねえ。
じいじ1  子供の頃の仲間と昔のように遊んでみたいなあ。
ばあば1  子供同志がいろんな夢を持って遊んだ楽しさは今でも忘れられないわね。
じいじ1  ああ、そうだなあ。

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