病院の治療法 ガンの検査再入院 じいじ&ばあばホームへ
ガンの疑いがあったことは、最初は本人は知らされませんでした。

糖尿病の教育入院や検査は一通り終っているはずなのに、CTスキャンや肝臓の検査をされます。これ以上検査するよりも早く退院したいという思いばかりでした。

心は元気だったのに、入院が長引くことでかえって元気がなくなってしまいそうです。
あまりにも私が退院したいと先生に話したものですから、担当の先生がある機会に毎日見舞に訪れるばあばをこっそり呼び出し、肝臓ガンの疑いがあることを説明したそうです。ただし、通常肝臓ガンになる場合は、肝臓に既に障害がある場合がほとんどだそうだが、私の場合は肝臓に関しては全く病的なものは存在していなかったため、限定できないといわれたそうです。しかしながら、ガンの専門家やレントゲン技師等複数の意見を聞いても疑いが濃いということだったそうです。

そして、これ以上入院を長引かせるたり、検査を続けると、本人が不信に思うため、この事実を本人に伝え、検査と治療を続けたいという相談だったそうです。

いきなりのことに、ばあばも驚きを隠せなかったそうで、その日はずっと泣いていたそうです。

後日、先生には、一時退院させたうえで再入院させたいことをお願いしたそうです。

そして、とうとう私本人に、その疑惑を伝えられました。

私は自分がガンだなんて想像したことがなかったため、半信半疑でした。しかし、もしそうだったらと思うと恐ろしくなりました。

不安な気持ちのまま一時退院をして、2度目の入院をしました。
検査は簡単なものではありませんでした。
検査のために2日程度身体を動かせない状態になったこともあります。
身体を動かすと、検査のためにさした針が血管をとおって心臓にささってしまう可能性があると恐ろしい話しを聞かされたから、余計じっとしていました。
今思えば、その検査が一番つらかったです。

その後、再検査の結果を説明するために、先生はばあばと子供たちを呼び出しました。
そして、私達が病室にいると先生がやってきて、「ガンの疑いが晴れました」とうれしそうにおっしゃいました。
みんなで良かったねと一安心です。
でも病院の中ですから、実際にガンで悩んでいる人もいるかもしれません。
喜びは退院してからということで少しおさえながら。
そうとわかればもう早く退院しなくてはという気持ちが膨れ上がりました。

ただ、定期的に検査を受けることは必要と言われましたので、数ヶ月に1回はCTスキャンに入っているような状況です。

あとは、糖尿病の治療に励むだけです。

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