家って幸せ? じいじ&ばあばホームへ

若い人には、色々と夢があってとってもすばらしいことで、うらやましいものです。

30代後半や40代とかになると、そろそろ家でも買おうかと本当に楽しみなことです。
色々と資料を集めて、頭金がどのくらいかかるのか?マンションにしようか?それとも一戸建てにしようか?どの地域に住もうか?金額はどのくらいだったら買えるかな?など、毎日毎日夢に向ってあれこれ考えることはすばらしいことでしょう。

子供が2人くらいいて、ご主人の給料はいくらだから、この位なら支払っていけるだろう、思いきって家を買うことにしよう!と話しが決まればトントン拍子でことは進んでいきます。

それから家をあちらこちら見てまわること数ヶ月、現場を見て歩くこと十数件・・・
とうとう気に入った物件に出会い、ここに決めよう!と一大決心をします。

全てを現金で支払うことはできないので、ローンは何年で、月々の支払はいくらで、ボーナス払いはいくらでとか、いろいろやりとりをして、やっと契約に至ります。

これで一安心と思っているのもつかの間で、後から更にいろいろなお金がかかります。
手数料、マンションであれば管理費や負担金、固定資産税などなど、重なれば大きな出費となります。

頭金を支払ってほとんどお金を使い果たしてしまっていれば、大変なことです。
生活に余裕があれば良いが、生活していくのもやっとであれば簡単にお金を準備することは難しいです。

家を買ったといっても、ローンの支払いが全て終らなければ自分の物にはなりません。
名義や所有権は自分の物のように見えるが、担保に入っていれば支払が完了するまでは自分の物にはなりません。
若くして家を買うことがすごいことだと思われるかもしれないが、実生活の中味は火の車ということも少なくないでしょう。

また、時がたてば、子供も大きくなりそれなりにお金がかかってくることも事実です。

ローンを組んだときとは、事情が変わってくることは当然あります。

会社が経営不振に陥らないという保障はありません。
リストラや倒産も当たり前の時代です。

もし、そんな状況になってしまったら、家のローンの支払だけの問題ではなくなってしまいます。
それどころか、日々の生活すら苦しい経済状態になるでしょう。

その結果、家のローンの支払を何ヶ月も滞納するようになるかもしれません。
1ヶ月分の支払も出来ない状態なのに、何ヶ月もたまってしまったらもっと支払が困難になります。
生活にゆとりがあるのならば、家をローンで買うのも問題はないでしょう。
しかし、無理をして、生活を切り詰めてまでもローンで家を買ってしまうとあとで大変な目にあうかもしれません。
ローンの支払ができなくなり、家をとられ、借金だけが残るという有様も現実問題起こっています。
また、ローンの支払さえすればいいと考え、他からさらに借金をして支払をしていたとしたら、大変なことです。何箇所にも借金を抱えれば、更に大変なことになってしまいます。

支払っていくのが困難だと思ったら、無理せず、クヨクヨせず、最悪の事態を免れるためにも、やり直した方がいいと思います。

世の中は広いです。

その日で人生終りではありません。

希望を持って、再出発しましょう。

家はやすらぎやおちつける場所なのに、家のために苦しい生活や思いを強いられるのならば、もう一度よく考えて無理しないことです。

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