命の期限 じいじ&ばあばホームへ

夢を描くってすばらしいことですね。
生きているから夢を描いたり、目標に向って夢を実現させようとすることでしょう。

もし生まれた時から自分の命が、何年何月何日までしか生きれないとわかっているとしたら、気持ちが悪くて夢を描くどころか、気が動転してしまい、物事に手がつかなくなることでしょう。

例えば、牛、豚、鶏などの家畜。

毎日飼い主が小屋の中へ入って、えさを与えたり、優しく声をかけたり、なでたりして、飼われているので、家畜にとっては、一番信頼できる親しみのある人間です。

こんなに親切にしていただいたら、なんてすばらしい飼い主様なんだろうと、家畜も幸せなき持ちでいっぱいでしょう。

しかし、家畜たちにあと何ヶ月しか命がないということがわかったとしたら、どうでしょう。
もし人間と同じ言葉を使えるとしたら、人間の飼い主に涙ながらに訴えるか、暴れだし、小屋などの中は大パニックになることでしょう。
毎日毎日その日がくるまで眠れぬ夜を過ごし、悲しむだけの日々を送ることでしょう。

家畜たちは、あと何日の命かどうかを知らないから、明日を夢見て生きていけるのでしょう。

人間も自分達の命の期限がわからないから、明日に夢を見て、希望を持って生きていくことができるのだと思います。

また人間は身体が健康であれば、どんなことがあっても乗り越えて行けると思います。
身体が不健康であれば、心も弱り、何につけてもつらいと感じることも多いのも事実あるでしょう。
健康であることはすばらしいことです。
そう思えるのは、健康を失って初めて実感することでしょう。

たとえ、描いていた夢が実現しなかったとしても、それに向って進んだという力があることは本当に何にもかえがたいものでしょう。
明日があること、生きていることに感謝をして、1日1日を大切に過ごしましょう。
命の期限はわからなくても、永遠に命があるわけではないのですから。

世の中は広いですよ。

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