子供の夢 じいじ&ばあばホームへ

5才頃の子供が「ぼうや、おじょうちゃん、大きくなったら何になりたいの?」と聞かれると「新幹線の運転手さん!お花屋さん!ケーキ屋さん!」などと色々と夢があって、お母さんもそんな子供を見てニコニコとしている。そして、ニコニコしているお母さんを見て子供はもっとニコニコする。なんと、ほほえましい光景だろう。

幼稚園に入り、学校に入り、他の子供達との競争が始まる。
子供達が今まで描いていた夢がその時には変わっていたり、無くなっていたりすることもある。
子供達本人ではなくお母さんが、他の人達に負けてはならないと、いろいろ習い事をさせたり、塾に通わせたりすることもある。子供のためとやっていることだろうが、子供にとっては描いている夢とは全く逆に進まざるを得ないような状況になってしまうかもしれない。

だんだん大きくなるにつれて親は世間で良いと言われている小学校、中学校、高校、大学へと進み、良い会社に入ることが子供の幸せだと思うようになる。
子供は何の目的もなく言われるがままに進み、一体自分が何をしていいのかわからなくなることもある。

子供が、ゲームに夢中だったり、自転車に乗って遊んでいたり、野球をしたりと、自分の好きなことをしていると、「遊んでばかりいないで、勉強しなさい!」と勉強ばかりさせようとする。
学校で他の子供達に負けないためだけの勉強と思ってするよりも、自分の好きなものや、遊んできたもので身についたことが活かされるような世の中になれば、本来の子供の夢や才能が伸びるのではないかと思う。

もちろん、学校に行って学んだことが活かされることもある。
ただ何の希望もなく、自分の意思ではない道を進んでくると、順調に行っているときは問題ないが、何かにぶつかったときなどは、この先どうしていいのかわからなくなるだろう。
道に迷ったあげく、世の中が悪いとか、会社が悪いとか、自分のことよりも周りのせいにしたくなることもあるだろう。

人生は一度きり。
夢を描いたことをあきらめずに一歩ずつ前へ進もう。

身についた技術や知識は一生の宝物になるだろう。
あるときはその技術や知識が迷ったときに助けとなることもあるだろう。

これからの時代は、会社に入ったからといって安心はできない。
会社は自分自身ではない、自分自身は自分しかない。
そのためにも、自分は何をしたいのか、希望や夢を描いていくことが大切だと思う。

周りと同じ人生なんてありえない。
競争するのは周りとではない。
自分自身だ。

個性や考えがないと言われるが、そうしているのは子供の頃の夢を育てなかった親と自分。

世の中は目の前や周りにいるものたちだけの世界ではないよ。
もっと広い心と目で広い世の中を生きていこう!

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