作品秘話 じいじ編 第3話 |
マータン王国ってどこにあるのでしょう? それはある日じいじの夢に出てきました。 決して楽しい夢ではありませんでした。 フーッと暗闇の中へ吸いこまれて行き、フワッとした気分 するとそこは一つの国だったのです。 詳しい夢の内容は覚えていませんが、翌朝目覚めたときは、ばあばが心配そうに見ていました。 何故って、それはじいじが汗びっしょりで、苦しそうにしていたからです。 じいじも何となくもうすぐこの世ではないところへいくのではないかという渕をさまよっていたようなそんな気分だったことを覚えています。 別の世へ行かずにすんだのは、ばあばが「大丈夫?大丈夫?」と一生懸命に声をかけてくれたからなんです。 ばあば、ありがとう。 そして、その日早速この夢を元にお話を書きました。 それが「マータン王国」。 マータンという名前の由来は、また別のところからきてます。 子供が小さい頃に、やっていた遊びでよく呼んでいた言葉だったのです。 手のひとさし指と中指、つまりVサインを逆さまにすると、人間のような形になりますよね。 それをマータンと名づけて兄弟で遊んでいたのです。 我が家では、とても有名なマータンという名前。 ふとそんなことを思い出して、マータン王国と名づけました。 話ができるきっかけっておもしろいでしょう? |
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