それゆけ!ハットマン〜番外編 じいじ&ばあばホームへ
最近、仲間に会っていないねえ。
たまには仲間と会ってみたいなあ。
ハットマンには、日本中にたっくさんの仲間がいるんだ。
何だか懐かしいなあ。
それに若手も、私に負けないくらい一生懸命に頑張っているから、ぜひ会ってみたいなあ。
今日は天気も良いし、ちょっとお忍びで行ってみようとするか。

あ〜懐かしい!これは、誉川(ほまれがわ)だな。
この川の向こうにハットマン二号が住んでいるはずだ。
元気かなあ。
そっとすきまからのぞいて見よう。

あれえ〜、二号は昔のイメージのまんまで、変わらないねえ。
それにしてもいつも元気いっぱいだねえ。
びっくりするかなあ、楽しみだなあ。

「こんにちは、トントン、こんにちは!」

中から二号の声がする。
「あれ?今誰かきたみたいだけど・・・
どちら様ですか?何の御用でしょうか?」

ちょっとからかってみよう。
「あの〜、少々道を尋ねたいのですが・・・」

すると中からチラッと様子を見ている。
何だかびっくりした様子で、戸をガラッと開けた。

「あれえ!一号じゃないの?!
道を尋ねたいって、一体どこに行くの?」

「ははは、そうじゃないよ。二号がどうしているかと思ってちょっと寄って見たんだよ。」

「ああ、そうだったんだ。まあ、中へ入ってお茶でも飲んでいってね。」

「皆元気でやってるのかな。」

「あ〜、元気だよ、私のところにも後継ぎがいて、もう五号までいるよ。」

「そうかあ、日本中には、たくさんのハットマンの仲間がいて活躍しているからねえ、頑張ってもらいたいねえ。」

「でも、やっぱりハットマン一号にはかなわないってみんな言っているよ。」

「そんなことないさ。みんな一生懸命だから、もうすっかり追い付かれてしまっているよ。そうなってくれて私もうれしいよ。」

「そうだ、一号からみんなにお手本を手ほどきしてあげて欲しいなあ。」

「ヨシ!まかしとけ!何だかんだいってもまだまだみんなハットマンの卵だからね。」

「それじゃあ、みんな呼んでくるよ!」

しばらくすると、たくさんのハットマンたちがやってきた。
「わ〜、ハットマン一号だ!」
「大先輩だ!」

「みんな元気で頑張っているようだね。
じゃあ、早速そこに座ってみて。
いくぞ〜!
シャンプーつけるぞ〜!
どうだ!目にシャンプーは入るか?」

「いいえ、大丈夫です。やっぱり大先輩のハットマンにはかなわないや。」

「なあに言ってるんだ。みんなこれくらいできなくちゃ、全国の子供達に申し訳ないだろう。」
「はい、そのとおりですね。もちろん、私達もみんな自信を持ってやっています。全国の子供達のために一生懸命に頑張っています。これからも、ハットマンの諸先輩方に恥をかかせないように、毎日精を出して頑張りたいと思います。」

「よし!その意気込みで全国の子供達に夢を与えてくださいね!」

「それにしても、一号先輩は頭洗うのうまいですねえ。」

「ありがとう!でも、君達もみなハットマンだよ。弱気になったらダメですよ。」

「はい!」

「それでは、私もそろそろ仕事だ!あんまりゆっくりできなくてすまないね。また来るよ!じゃあ、みんなで頑張ろう!」

シャーッ!それゆけ!ハットマン
次は君の所だ。
楽しみに待っていてね!
今日も全国のハットマンがみんなのために頑張っているからね。

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