トラブルに合う前に |
みなさんは、何を見て家を選びますか? 外観を見て選びますか?環境が良いなどの場所で選びますか?または、家の中の設備等を見て選びますか? 私の体験では、近所の住民の方にお話を伺うことが一番のポイントかと思います。 家の外観や設備などは売るためにそれなりにきれいにしているのが普通です。 また、一見住みやすそうな環境であっても、気候によって状況も変ってくるでしょうし、その土地に住んでいる方にしかわからない悩み等もあるかと思います。 中古住宅購入する際の注意点 自分の目と耳で確認しておいた方が良い点を挙げてみます。
ここまで詳しく見たり聞いたりしなくてもいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、次回は何故上記のようなことを確認しておいた方がよいかについてお話したいと思います。 (1)この土地は元はどんな土地だったのか? 田んぼや池のような湿気の多い場所を埋めたてた場所であれば、湿気が多い、地盤がゆるみやすい等のトラブルが起こりやすいと思われます。 また、墓地跡地、病院跡地等は近所でうわさになっており、精神的に苦痛をもたらす可能性もあります。 大量に木を伐採し、山を切り崩して開発された地域では、大雨や台風などで地盤がゆるむ可能性があるかもしれません。 (2)土地の歪みの可能性について 整地した状態で販売されていれば一見問題ないと思われる土地でも、近隣の様子を確認したり、お話を伺うことで、ひびが入っていたり、地盤がゆるかったり、ひずみがおきたことがあるなどの土地のくせを知ることができるかもしれません。 (3)近隣に比べて地盤が低くないかどうか? 近くにある川よりも住宅地の方低くなっていると、大雨や台風の時に水害に遭う恐れがあります。川がなくても、近所の住宅地よりも低い場所に位置していると、やはり水がたまりやすいため、水につく恐れがあります。 逆に近隣より高い位置にある物件は、大雨が降って近所に水が流れ込むと苦情をいわれることがあるかもしれません。自然による出来事であっても、こういった問題は絶えないようです。 (4)道路からの位置について 公道に面していればよいが、必ず私道を通らなくてはいけない奥に位置する物件では、私道を通るたびに気を使わなくてはならず、人間関係で気まずい思いをすることもあるでしょう。 (5)壁にひび等入っていないかどうか? モルタルやコンクリートの壁にひびが入っている家は、家自体が曲がっていたり、地盤のゆがみにより家が傾いている可能性があります。 (6)基礎や土台の高さはどのくらいか? 外側から、土と土台の高さを見て土台の方が低いようであれば、通気・換気が悪いため湿気やカビ、シロアリの原因となり、腐食する恐れがあります。 (7)通気性はどうか? 土台の通気孔などの数は十分でないと、通気・換気が悪くなり、湿気・カビ・シロアリの原因となり、腐食する恐れがあります。 (8)柱や家が曲がっていないかどうか? 家の中の柱で糸に5円玉通してつりさげてみて、柱と糸が並行でなかったり、床にビー玉をおいて勝手に転がるようであれば家は曲がっています。 また、引戸や窓などのドアの開閉がスムーズでなく、きつい場合も家が曲がっている可能性が高いです。 (9)売主と近隣とのトラブルがないかどうか? 御近所とトラブルがあるようであれば、転居後に振りかかってくる可能性がありますので、近くの商店などでお話を聞いて見るとよいでしょう。 (10)近隣との境界線について 物件を見る時は隣人との境界線も確認しておいた方がよいです。あとでトラブルになる可能性もあります。 また、境界線から大きな木の枝が飛び出していたりするようであれば、住むようになってからトラブルになることもあります。 (11)近隣の住民について 家は選ぶことができても、近所の人は自分では選ぶことができません。 仲良く、楽しく過ごして行くためにも、事前に近くの商店などで、どのような人達が住んでいるのか、お話を聞くことも大事かと思います。 (12)その他いろいろ 可能であれば、床下をあけてもらい基礎を見せてもらったり、押し入れの中の天井の中をみせてもらって、家のつくりを確認した方が安心です。 公園などの隣に位置する物件は、一見良さそうだが、人が集まる場所であったり、死角となる場所でもあり、事件などに巻き込まれる可能性も少なくはないでしょう。 家の中がいくらきれいにリフォームされていたとしても、基礎や土台がボロボロであっては、取り返しのつかないことになってしまいますので、何度も足を運ぶことが大切だと思います。 |
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