ジィミン村の心はひとつ じいじ&ばあばホームへ
私は、せみのマーちゃんです!
マーちゃんの家族には、じぃちゃん、ばぁちゃん、そしてかわいい子供たちがたくさんいます!
いつも、家族みんなで、ジィミン村をおとずれる人たちに喜ばれるように、心をひとつにしてます!
ジィミン村をおとずれる人達が、「ジィミン村はすばらしいね!本当に来て良かった!来年もまたくるね!」と思ってくれるように、頑張ってます。
命がある限り、ずっと、ずっと・・・
人々が、現実の世界から離れ、うっとりして時のたつのを忘れられるように・・・
そして、今年もそろそろ人里からジィミン村へおとずれる人たちがちらほらとみえてきました。
そんな様子を見てマーちゃんはみんなに言いました。
「感動した!と言われるようにたのむよ!!」
マーちゃんの気持ちにこたえるように、仲間たちは「マーちゃん、まかしておけや!!」とやる気満々でした。
するとあたり一面から、ジィージィー、ジィージィー、ミーンミーン、ミーンミーンとせみたちがいっせいに声を張り上げはじめました。
ジィミン村一帯は、ジィージィー、ミーンミーンと心地よい音色がひびきわたりました。
人々は、ジィミン村へと足が吸い込まれるように急ぎ足になり、「あぁー今年もジィミン村は心が休まるね!」とささやいています。
ジィミン村についた人たちは、あっちこっちに腰をおろして、目を閉じました。
そして、この音色と大合唱に感動して時の流れていくのも忘れていました。
人々は顔には自然とほほえみであふれていました。
「なんてすばらしいのだろう!これも心がひとつにならなければ、こんなすばらしい大合唱はできないだろう!なんてすばらしい!!」と語り合っています。
そして日も落ちてきた頃、人々は思いました。
「こんなすばらしいことが人間にあれば、争いごと、もめごとなどないね。やはり心はひとつだね。」
人々はそういいながら、村をおりていきました。
せみたちも別れを惜しむように、ジィージィー、ジィージィー、ミーンミーン、ミーンミーンと一層声を張り上げました。
ジィミン村は、人々にとって心がはずむ明日への活力になっているようです。
ジィミン村を訪れた人々は、「家族はひとつ、心はひとつ」という心の宝物をプレゼントしてもらったこと、そして「ありがとう、いつまでも歌い続けてね」という感謝の気持ちを忘れませんでした。

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