そっけない会話１

課長 「係長、今月は売上が非常に悪いね」 係長 「エッ」 課長 「エッと言うことないだろうが、一体何をしてたんだ！」 係長 「エエ」 課長 「何が、エエだ。今まで遊んでいたのか！」 係長 「ハー」 課長 「何だ、ため息ついているのか、しっかりしろ！」 係長 「ア〜ア〜」 課長 「君はやる気あるのかね。」 係長 「エッ」 課長 「君しっかりしろ！」 係長 「ハー」 課長 「これじゃあ、今年のボーナスは出ないね。」 係長 「エッ、エ〜」 課長 「驚いている場合じゃないだろう！こんなに業績が悪くちゃしょうがないだろう。」 係長 「ハッ」 課長 「君は本当におかしい人だね。何も言えないのかね」 係長 「ハーハー」 課長 「君は何か会社のためになることでも考えたことあるのかね」 係長 「エ」 課長 「・・・君に何度言っても全然わかってくれないね。」 係長 「ハア」 課長 「よくため息ばかりつくもんだね。」 係長 「ハア」 課長 「君も先のこと考えた方がいいんじゃないのかね」 係長 「エッ」 課長 「私は、君みたいにやる気の無い人間を見たのは始めてだよ」 係長 「エー」 課長 「会社とは仕事とは何か、一つ考えて見たらどうかね。」 係長 「ハー」 課長 「どうしたら売上が伸びるのかとか・・・」 係長 「ハッ」 課長 「良く考えた方がいいよ。」 係長 「ハー」 課長 「これからは当社でもリストラを考えているようだよ。」 係長 「エ〜」 課長 「そんなに強く言いたくはないがね、もっと会社のために仕事をしないか！」 係長 「エッ」 課長 「何で、君みたいな人間を係長にしたのか情けないよ。」 係長 「ハッ」 課長 「本当にやる気のないやつだな。」 係長 「ハッ」 課長 「君のこれから先のこと良く考えておこう。」 係長 「ハッ」 課長 「もういい、仕事に戻りなさい！」 係長 「ハッ」 課長 「本当に話しにならないやつだなあ。」 係長 「ハッ」 課長 「しかし、すっかり係長もまいったのかね。後姿がみじめなもんだねえ。ハハハハ」 係長が席に戻って・・・ 係長 「何がハハハハだ！お前だってアイデアの一つくらい考えろよ！係長、係長って！お前だって何も仕事してないじゃないか！」 課長 「何だって係長！」 係長 「・・・ハア」 課長 「人がいないところではよくしゃべるもんだねえ、ハハハ、まいったまいった」 課長がいなくなって・・・ 係長 「ア〜ア、早く１日が終らないかなあ！こんなんじゃ、定年までもたないや！」

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